”退職したいけど上司になんて言おう” ”転職活動で退職理由を聞かれるけど、実際なんて言うのがいいんだろう”
そんな風に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際「退職理由なんて本当のことを言えばいいよ!」と思われる方もいるかもしれません。
おっしゃる通りではありますが、それが会社によっては、例えば今後自分の不利になるように動いてしまったり、すんなり退職までいくことができない状況に繋がるということもあり得ると思います。
そんなのは勿体ない!と思われる方は、これから説明する退職理由をぜひ参考にしてみてください!
上司に伝える際の注意点
まず、上司へ伝える際には、そこまで着飾らずに退職の意向を伝えても、次の転職先で不利になることはない場合が多いです。
上司との関係性にもよりますが、気を付けたいポイントは自分が希望する時期に退職ができるようにすることです。
以下のやり取りを見てください。
ここ最近体調が優れなく、この先の勤務も少し厳しく思えるので、退職をさせてください。
そうか、では一旦休職をしないか。
また元気になったらいつでも戻ってきてほしい。
こうなると、自分が希望する時期に退職できなくなる可能性が生じます。
※もちろん本当に体調が理由で退職を決意された方は別です
もし、本当の理由を上司に言いづらいから体調を理由にする、ということであれば、休職を提案される可能性もあるということをお伝えしておきます。
(実際にそういう方を周りで見て、退職まで時間がかかってしまった方がいたのでご紹介しました)
退職理由の言い換え例
最初にお伝えしておきたいのは、本当の退職理由を言ってはいけないということではなく、上手に言い換えをして自分が不利な立場にならないようにすることはとても大切ということです。
では、実際にどのように言い換えをすれば良いでしょうか。
いくつか例に挙げて見てみましょう。
「給与が少なすぎる」に対する言い換え例
- 成果が評価(給与)に反映されにくいと感じ、評価が実感できる形で働いていきたい
- より成果が見える職場で働き、自分のモチベーションに繋げていきたい
- 年功序列ではなく、若いうちから成果を評価してもらえる会社で活躍したい
「人間関係が悪い」に対する言い換え
- チームで成果へ導くよりも、個々の業務を確実に全うする働き方が自分には向いていると思った
※希望する企業がチームで働く場合には注意 - 1人1人に裁量権がある企業で働きたい
「やりたい仕事ではない」に対する言い換え
- もともと学生時代に学んでいた(もしくは「今の○○という業務を通して」)「○○分野」に新たに挑戦をしたいと感じた
- ○○分野の業務を長年希望し、勉強していることも会社に伝えていたが、経験者を優先的に担当にさせているという返答があった
※実際に会社に伝えていない場合には注意
このような言い換えにおいて大切なことは、前向きに言い換えをする、大きな嘘はつかないということです。
前向きに言い換えをすることで、採用側が「物事を前向きに捉えることができる人だな」「活躍したい思いが強い人だな」など、ポジティブな捉え方をしてくれることに繋がります。
また、退職理由について面接で深堀りをされた場合、大きな噓をついているとどこかで辻褄が合わなくなる場合があります。それだけで採用側に不信感を与えてしまうことに繋がるので、前向きに言い換えつつ、本当のエピソードも聞かれたらしっかりと言えるような理由にしておくことが大切です。
退職理由は、転職エージェントの方に相談をするだけでも、様々な言い換え案をアドバイスしてくれることも多いので、ぜひ周りの方にも相談をしながら練ってみてください。
会社によっては退職=悪い とされてしまうこともあると思いますが、まずは自分を大切に、様々な人やサービスも頼りながら、ご自身のペースで最善の結果まで進めていけることを願っています。
参考までに、私が実際に転職をした際の話を掲載しています。
気になる方はぜひ。↓